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2005年 05月 15日
最初に取り上げる内容は「SEAL~運命の旅人」です。
しょっぱなから読者を選ぶ内容ですみません。orz これは私が現在よく遊んでいる「シールオンライン」の原作にあたる韓国発ソフトで、 システムやバランス・操作性には色々とアレな点も多いですが、とにかく全体的な ストーリーが実に優秀です。絵的には向こうの絵描きさんがおそらくと間違いなく おみゃー絶対FE系とかラングリッサー系とか参考にして描いたやろと そのジャンル住人(←私もですが)からも生温かい支持をしたくなってしまう 作品です。そしてシールオンラインを一通り体験している人は特に、コレに触ると多分 萌え死にできるんじゃないかというくらいオンライン版の裏話エピソード満載です。 ただ残念なのは現在は販売終了状態にあり極めて入手困難なこと、 私の時は運良くメーカーに在庫が残っててゲットできEDまでたどり着きましたが 折角話はイイのに天文学的数値量のバグやどうしようもない戦闘バランスなどで 全体的に安定した動作が望めない、という2つの致命的な理由により 普及することができません。つうかもう勧めたらおこられそうです。 というわけで、折角話だけは実にイイこのゲーム、普及できないならせめて この 数回に分けてストーリーリプレイという形で話の大筋を紹介していこうと思います。 また、一応絵描きなのでイカスイラストのいっこでもつけられればいいんですが なにぶん絵より漫画描くほうがスキな変な性分なので、ここではストーリーの 紹介中に「自分が気に入ったとこだけ勝手に漫画起こし」という感じで インチキ漫画でも付けながら進めて行こうと思います。 ↓こんな感じに。 今回はストーリー編に入らないのでオンライン版を勝手に漫画にしてみました。 でっちあげなのでこの前も先の続きもなにもありません。ああラク!!! まあ後ろの人はネザあたりでしょうか、なんとなく。 こんな感じで毎回ハイライトを漫画化していきます。 では、今回はストーリーに入る前段階として、シールオンライン(以降オン版)と 「運命の旅人」(以降原作版)の内容を検証してみようと思います。 比較的真面目に書いてます。いやホラ最初だしやっぱここらで知性とか(見苦しいので略) 1;世界観とストーリー比較検証 ●シルツの世界 オン版での舞台となる世界「シィルツ大陸」は原作版は「シルツ大陸」となっています。 といってもその由来は全く同じで、バリエとエリムの戦いによって崩れた大陸のかけらが 4つの柱に支えられ、再び生を繋ぎ始めたという設定です。 ●時代 原作版「運命の旅人」はオンライン版より少しだけ過去の話です。 正確に何年前なのかは把握してませんが(本腰入れて調べれば出るかとは思いますが) 数年程度の、かなり最近に近い「過去」という程度だと思われます。 よって原作からオン版に引き続き登場している人物も少なくありません。 ●主な流れ オン版のクエ「英雄達の行方」でサインを求める4人、デュラン・バルデア・アルス・ クレアを、原作版では操作してプレイすることになります。イベントは非常に多く、 4人の出会い、クレアの王位戴冠、アルスとの結婚、エリムとの遭遇・ガラドリエル との戦いなど、オン版では過去の出来事としてエリムの道化師などから語られる 話を現在進行形で体感できます。 2;オンライン版と原作版の人物検証 ●メイン登場人物 デュラン(25)…主人公(たぶん)。シロン市民団に所属する二刀流の傭兵。 ものすごくヒネた性格で他人に心を開くことは殆どないものの、その内面は ある精神的トラウマに苦しめられている悩める剣士。 本編開始直後に出逢ったばかりのバルデアのおもり役をイヤイヤやらされる けれど思いっきり拒否しつつも鬼になりきれず、結局ペースをもってかれて しまうあたりが実は相当なお人よしと見ました。 属性は金、単体攻撃力はダントツ。 バルデア(17)…なんと盗賊。オン版では考えられないものすごいマイペースな楽天家。 クルドダンジョンにお宝探しに来ていたときにバイルに襲われたところを たまたま出逢ったデュランに助けられ、以降なしくずし的に行動を共にします。 時を操る妖精「エスプ族」と常に共におり、その能力を借りる事により自分の 意思で時間を一時的に止め、何度もデュラン達の危機を救う存在に。 本人自身は自分を「妖精の友達を持つ人間」だと思っていますが、その真実は? 属性は水。回復魔法を使うほか、メンバー内一番の素早さで繰り出す 連続攻撃が非力さをカバーしており、攻撃・回復共になかなか使える存在。 アルス(19)…エリム騎士団に所属。礼儀と騎士魂を重んじた正義感のカタマリ。 エリム街が王位継承争いの内紛状態だったときに、暗殺対象だったクレアを たった一人の味方として救い出した直後にデュラン達と出会うことに。 しかしその一途で実直な性格がのちに大きな災いの種を呼ぶことに… 属性は木。オン版の騎士らしく範囲攻撃に多彩なスキルを持っています。 終盤取得のグランドクロスは圧巻。なぜホリクロの上位技コレじゃないんだ… クレア(20)…シルツ王女。現国王が病床に伏し、さらに兄王子が行方不明のため 弟王子かクレアか2択の後継者争いに巻き込まれ、命を狙われる存在に。 彼女を助けたアルスのまっすぐな人柄にやがて好意が芽生えます。 陰謀に巻き込まれながらも気品とプライドは常に高く、優しさも合わせ持つ まさに未来の女王といった感じですが、実は意外な弱点も持っていたり。 属性は火。直接攻撃はてんでダメですが強力な攻撃魔法を発揮します。 しかしアクティブアニメがパンチラ出まくりなのはどうなんですか姫様。 ベオリン(年齢不詳)…パッケージに登場しているけどオン版ユーザーからはピンとこない 謎の男性。しかしハナイエルクリア後を見た方なら「そういえばこんな名前が」 と思い出す方も多いでしょう。オン版でも最初からある場所に存在しています。 原作では上のメイン4人と中盤あたりで合流し、最後まで行動を共にします。 属性は土。完全な魔法オンリーで、クレア以上の強力魔法を繰り出します。 原作でも全編通して謎が多く、温厚ですが裏を返せば常に本音が見えない人。 ツッコミ係がいないメイン4人の収拾付け係という重要役割も持ちます(笑)。 ガラドリエル…混沌をつかさどるバリエの一人ですが、原作では彼女こそがラスボス。 パッケージ絵にも登場していますがあまりラスボスというイメージでは ないのが伏線といえば伏線。 オン版ではクレメンツ鉱山3階にてその姿を見ることができます。 おまけシステム バルデアの日記…ストーリーの区切時やイベントに遭遇する度にバルデアが綴る日記。 物語の進行メモ代わりになるので忙しいプレイヤーにも助かるシステム。 話が進むにつれて段々と他の仲間たちが勝手に書き足したりツッコミを 入れたりして、後半はほとんど漫才や寄せ書き状態になっていき、もう彼女の プライバシーは皆無のようです。20歳前後のいいオトナらが少女の 日記を廻し読みしてしかも書き込んじゃう光景は考えただけでも相当どうかと 思いますが、まあみんなが仲良くなる過程を見守れる結構楽しいものでも あります。ただバルデア以外に一番書き込んでる率が高いのが デュラン(最年長の25歳)なのはやはりどうかと思いますが。 なんだかんだ言ってホンットに仲いいよなあチミら。 ●オンライン版との共通人物 ※()内は原作版の表記です ジャネット…ライム民兵隊隊長なのは原作もオンラインも変わらず、ゴーレム討伐依頼を してくる所まで一緒です(笑)。ジャネットが一人でバイル討伐に向かった のを助けに行くサブイベントも存在します。 マークス…マデリンに済む博識な人物。但し人嫌いと評判で常にひきこもっています。 エミリア…マークス家の料理人。なかなか中に入れてくれないキツイ人。要は全く一緒。 シーナ…マデリンで占い師をしている彼女は原作では病気の少女として寝込んでます。 しかしこの頃より不思議な力を持っており、デュラン達の旅の矛先を導きます。 ユイ… ライムの女性。少女時代の彼女と会話できますがやはり地味でした(笑)。 ジョアン…オンラインでは修練の塔より行ける未来の依頼主、原作では シカラ村に住む少年です。村内で起こる重要イベントで深く関わってきます。 ヘルカス…ヘルカスの森にひっそり住んでいる、酒好きで呑気な賢者。…一緒です(笑)。 セイヴィン(セイビン)…セビス村の女性。オンと原作でものすげー変わっています。 びっくりしました。原作では物語の後半に出会う女性で、デュラン達の運命を 導く助言をする聡明な女賢者という感じの役どころでしたが、なんですか オン版の超軽い外見と口調は。見た目が変わったことへの突っ込みも 出来ますが(原作経験者向け?)なんか、やっぱり誰だあなたはという感じ。 フェイリア(ペイリア)…オン版ではハナイエル打倒後のイベントでアルスの会話から 存在を聞けるのみですが、原作ではそれはもう話の核心クラスでガンガン出て くる存在で、ハナイエル倒す前の方は覚えておくと後でニヤッとできます。 3:地域検証 オンライン実装済の町村はほぼすべて原作版に登場している町です。 町村だけでなくダンジョン、地名もほぼ一緒です。 (アレフダンジョン・地下墓地・死せる森・封印島はオン版のみのマップです) また、街間移動にはオン版と同様に入り口に馬車があり有料で運んでくれます。 ●オンライン版と原作版共通の町村・ダンジョン・施設 ライム村…原作でデュラン達が最初に到達する町。民兵団も既に存在しています。 建物の配置くらいしかこれといった違いはありません。ブタがおらんくらい(笑)。 エリム街…中央の噴水などはオン版と同じですが、今の平和な雰囲気とは全く違い 王位継承問題の内部紛争がらみで城門が閉ざされており、解決後も今度は バイル襲撃など緊張感の絶えない町になっています。でも城内に入れるのが 最大の違い(広いだけで面白くもないですが)。地下水路を探索したりもします。 ザイド村…ここもオンの平和な雰囲気とは違い、過去にバイル襲撃を受けて廃墟同然と なり残った一部の人々が修復中。平和とはほど遠い空気になってます。 マデリン…オン版の芸人一色ムードとはかなり違い、至って普通の町という感じ。 一番栄えている街という設定です。またオン版でエリムにいた予言を読む 道化師はこの街にいて、実に重要な役割をしています。 セビス村…オン版の幻想的な雰囲気とは全く違いそれはもう地味な村です(笑)。 アデル修道院…雰囲気は基本的に同じ。修道院の中にも入れます(広い)。 ここの司祭はデュランが心を許し尊敬する数少ない存在でしたが デュランの暗殺を狙う一味に巻き込まれ、司祭含む修道僧ほぼすべてが 皆殺しにされたりしました。しかしそんな重い雰囲気も、 オン版の実に呑気な音楽聴いてるとカケラも甦りませんが(笑)。 シロン市民団…こちらもオンオフほぼ同じ。原作ではデュランも所属しています。 クルドダンジョンを脱出したデュラン達がひとまず帰ってきた場所。 オンライン版で市民団本部内にある「血の痕」が付くまでの経緯が見れます。 つうかアデル修道院の方がもっと大量殺戮あったのに今はキレイにしてるん だからこっちもちゃんと血の跡ふきなさいよ(笑)。 クルドダンジョン…原作のスタート時点。デュラン、アルス、バルデアが最初に居る場所。 クモ系バイルはいませんがあちこちクモの巣だらけだったり、吊橋があったり、 大きな石碑がある点などが共通しています。オンにもあるこの石碑には エラネスツの予言の序盤が書かれています。 クレメンツ鉱山…序盤ではフリーイベントとして行けるただの探索ダンジョンですが、 終盤ではラストダンジョン的な重要な場所になります。 オンライン版で3階にある大きな光の十字、そして中に浮かぶ死体は 原作のクライマックスで大きな意味を持ったポイントです。 ちなみにこのクレメンツという名称はクレア王の父親、つまり 先代国王クレメンツ陛下の名前が由来しているのが原作で判明します。 ●オンライン版では現在未実装の場所 シカラ村…レッドソイルより南方に位置し、原作でも終盤にたどり着く村です。 オンライン版の修練の塔より行ける未来に居るメインクエストの依頼主 ジョアンの少年時代と出会えます。村の北部には大きな塔があります。 ブルーアイ砦…ボイブス山南西にあり、原作の後半に予言を追った一行が探索する ダンジョンです。 エスデロン神殿…セビス村より西にあるダンジョン。終盤に訪れる場所で、この神殿内で 物語の中枢部分がほとんど明らかになる重要イベントが連発します。 4:その他検証 ●共通バイル モンスターをバイルと呼ぶのは同じですが、原作は普通にどこにでもいる モンスター風でオン版独特の可愛らしい雰囲気はカケラもありません。が、 2種類だけ原作・オンともに登場するバイルがいます。ゴーレムとアメマイトです。 両方ともイベントのみで遭遇するバイルのため通常戦闘には出ませんが、 ゴーレムは「ゴーレムの心臓」というイベントアイテムも登場しており、 アメマの役どころに至っては実に不思議な繋がりで登場します。 …リプレイ楽しみにしててください(笑)。 ●共通アイテム 預言書…エラネスツの予言が書かれた本。断片的な文章があちこちに 散っているのは原作と同じ。但し原作は神殿、城の地下、 ダンジョンの奥など入り組んだ場所に散っています。 ゴーレムの心臓…イベントでのみ出現するゴーレムを倒すともらえます。 オンではバカスカ手に入りますね。 氷水晶…魔法を習得するのに必要なイベントアイテム。オンではバカスカ(以下同文) エレンの剣…セビス村に隠されている装備品。強力なバイルが守っているため 後半まではなかなか入手できません。結構高い攻撃力を誇っています。 オン版と共通の装備品はコレだけかも。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以上、…死ぬかと思いました。誰だこんなのやるなんていったバカは!オレか! まあ次からはやっと本題に入るのでもう少しラクになるでしょう。 代わりに絵的にすげー量になるのが目に見えてますが。………やめるかコレ。 嘘です。まあ先が思いやられますが気力続く限りやってみますのでおつきあいくださいまし。
by kaorin055
| 2005-05-15 00:38
| SEAL~運命の旅人
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